人をみる目が大事

介護職に短期間、従事していたことがあります。そこで得られら経験、感想を述べさせていただきます。
私が勤めさせて頂いた施設は比較的介護度の高い方も受け付けておりました。職員は稼働率にもよりますが、常に4〜5名は配備されており、利用者はその倍ぐらいでした。
毎日、同じ日がなく良くも悪くもにぎやかでした。そういった意味では幼稚園や学校の先生に似ているかもしれません。
そのような施設での勤務でいい経験になったなと今でも思うのは、人を観る目です。
即ち、外見的に読み取れるその人の表情から苦痛や喜び、軽蔑に至るまでより敏感に察知できるようになったことです。
認知症を患っている方を何人か相手にするとよくわかるのですが、感情の伝え方がより直接的になってきます。その方の本来の性質といいますか、とにかくよりダイレクトな言葉や表情を使って何かを伝えようとしてくるのです。
侮蔑や愚弄を躊躇なく吐く方もいれば、四六時中おどおどして必要以上に自分の身の安全を必死に守ろうとしている方もいらっしゃいました。
当然、職員がその罵詈の対象になることもありますし、暴走したときには大変に神経をすり減らします。こういった大変な面は善い面を見え難くするぐらい強烈であるというのも事実です。得難い貴重な経験であることも事実だと私は信じています。